インゴットを買取に出す場合の注意点
インゴットといえばプラチナや金などの価値のある貴金属の塊のことで、その高い価値から実物資産として非常に人気が高いものです。
このような価値の高いインゴットは投資用なので、買取に出す場合にはきちんとした然るべき場所に持っていかなければならないイメージです。ですが、実は一概にそうとは言えません。
というのも、実はインゴットというのは普通の貴金属専門の買取業者にも売りに出せるからです。しかも条件や場合によってはその方が得をする場合もあるのです。
では、どのような場合なら国際的なインゴットブランドのような場所ではなく、普通の貴金属専門の買取業者に売りに出す方がお得なのか。
それは、買取に出すインゴットのグラムによつて異なります。
実はインゴットの総重量が500グラム未満の場合は国際的なインゴット製造ブランドのような場所に買取に出すと手数料がかかってしまうのです。
そのためインゴットの総重量が500グラム未満の場合には手数料がかからない買取業者の方が損失が少なくて済むのでおすすめです。
また、500グラム以上の場合はどこで買取してもらっても手数料はかからないので、その場合はより高く買い取ってくれる場所を探すのがおすすめです。
課税対象になるインゴット買取
インゴット買取において、個人がインゴットを売却すると支払調書を税務署に提出することになります。
特に、査定価格が200万円以上であれば、業者側に申請する義務が発生することになります。
けれども、業者の中には所得控除の相談に応じてくれる業者もあるので、高価買取をしてもらえる可能性が高まります。
しかし、インゴット買取には税金が掛かるだけでなく、購入価格が不明だと収入金額の5%分が譲渡取得価格になります。
なので、インゴットを買い取ってもらう際は領収書や明細書を保存することで、支払う税金が増えるリスクを減らすことができます。
ちなみに、インゴットの相場は世界中の市場で取り引きされる影響により、日々価格変動が起こります。
なので、インゴットの価値が暴落する可能性があるので、価格が低下しない前に売るのが無難になります。
インゴットの相場は、経済や政治の影響を強く受けるので、インゴットの需要次第で買取価格が高くなることもあります。
そのため、課税対象になるインゴットを高く売却するならば、買取店に電話で聞くことで相場を確認するのが重要になります。
なぜなら、経済や政治に興味を示さない人であれば、インゴットの相場や換算レートを把握しにくいからです。
初めてインゴットを買い取ってもらう場合は、、支払う税金を増やさないために領収書や明細書を紛失しないことが大切になります。